ターニング・ポイント(1)

長崎で生まれ、進学のために上京、今は仕事のために海外駐在している。
自分で選んだ道ではあるが、自分の理想とかけ離れた日々に、いつも不満を持って過ごしていたような気がする。

目の前に起きている事は、全て自分が引き寄せているという事に気づいたのは、ごく最近の事だ。
これまでスピリチュアル的な事に対して懐疑的だった私が、いつからか信じるようになったのか。
ターニング・ポイントは、妻と一緒に訪れた一人の人との出会いだった。

15年ほど前だったが、当時の私は日々の仕事に追われ、毎日疲れ切っていた。
私の前に担当した人間は、皆、その大変さに参り、退職してしまったブラック案件を任されていた。
当時の上司は何のサポートもしてくれず、全ての責任を部下になすりつけるような人だった(そう思っていた)。
そんな環境でも何とか踏ん張れたのは、当時周りで助けてくれた職場の方々の励ましと、そして何より私を信じて、励ましてくれた妻の存在があったからだ。

妻は、私にはない心の強さを持っていて、私の心の弱さを慰めるのではなく、あえて厳しい選択を選ばせ、そこで勝ち抜くように導いてくれるような女性だった。
表面的な優しさでなく、本質的な優しさで支えてくれる女性だった(若干 褒め過ぎか?)。
色々とあったが、結果的に、私は、この仕事をやり遂げ、初めての成功体験を体験する事が出来た。

しかし、それまでは毎日がシンドく、仕事に前向きに取り組めず「いつになれば、この辛い日々が終わるのか?」と考え続けていたある時、妻が「ちょっと行ってみる?」と言って、連れて行ってくれたのがスピリチュアル・カウンセラーのOさんだった。
この人と出会った事をきっかけに、人生が大きく変わっていったと思っている。

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